「この症状は何?」「おすすめのレシピを教えて」——こうした日常の疑問をQ&Aサイトやコミュニティではなく ChatGPTやGeminiに投げるユーザーが急増 しています。
AI検索の回答に自社サイトが引用されるかどうかは、今後のトラフィック獲得を大きく左右します。本記事では、QA・コミュニティ・ライフスタイル領域の 全4カテゴリ×120プロンプト×4プラットフォーム の組み合わせを3ヶ月間にわたり繰り返し調査し、カテゴリごとに最もAIに引用されたサイトを 「AI Search Cited Award 2026 上期」 として発表します。
AI Search Cited Awardとは
調査概要
| 項目 | 内容 |
|---|
| 計測期間 | 2025年9月〜12月 |
| 対象プラットフォーム | ChatGPT Gemini AI Overviews AI Mode |
| 対象部門 | QA・コミュニティ・ライフスタイル(全4カテゴリ) |
| プロンプト数 | 各カテゴリ30プロンプト(合計120プロンプト) |
| スコアリング | AI引用スコア(%) |
スコアリングの仕組み

本調査のスコアは、「そのカテゴリについてAIに質問したとき、引用元として表示される確率」を表しています。
カテゴリごとに設計した多数のプロンプトを4つのAIプラットフォームに投げ、各ドメインが引用元として1回でも表示されたプロンプトの割合をスコアとしています。たとえば、ある比較サイトのスコアが86.7%であれば、そのカテゴリに関する質問をAIに投げたとき、約9割の確率で引用元として表示されるということです。逆にスコアが30%のサイトは、3回に1回程度しか引用されません。
部門全体の総合スコアは、全4カテゴリのスコアを平均して算出しています。出現しないカテゴリは0%として計算するため、幅広いカテゴリで安定して引用されるサイトほど上位にランクインします。
AI検索時代のカスタマージャーニーとプロンプト設計
従来のSEOでは「検索キーワード」が起点でしたが、AI検索の時代ではユーザーが自然言語で質問する「プロンプト」が新たな起点です。本調査では、Q&Aサイトやコミュニティを検討するユーザーのカスタマージャーニーに沿って、3つのフェーズでプロンプトを設計しました。
比較検討型
全体把握・情報収集
質問をして全体像を把握し、選択肢を広げる
課題解決型
検討・深掘り
回答結果を元に深掘りをしていき、条件に合うものを見極める
最終判断型
最終確認・行動
納得できる根拠を確かめ、具体的な行動に落とす
PHASE 1:比較検討型 — 全体把握・情報収集
質問をして全体像を把握し、選択肢を広げる
- 「おすすめのQ&Aサイトを比較して」
- 「人気のレシピアプリを5つ教えて」
- 「地域の口コミサイトのランキングを知りたい」
PHASE 2:課題解決型 — 検討・深掘り
回答結果を元に深掘りをしていき、条件に合うものを見極める
- 「Q&Aコミュニティの選び方のポイントは?」
- 「献立を自動提案してくれるアプリを探している」
- 「店舗情報を集約できるサービスのおすすめは?」
PHASE 3:最終判断型 — 最終確認・行動
納得できる根拠を確かめ、具体的な行動に落とす
- 「Q&Aサイトで信頼できるのはどれ?」
- 「レシピメディアの口コミが良いサービスは?」
- 「口コミサイトの信頼性を比較してほしい」
QA・コミュニティ・ライフスタイル部門 総合ドメイン引用ランキング
まずは全4カテゴリを横断した、 QA・コミュニティ・ライフスタイル部門全体 でのドメイン引用ランキングです。120プロンプト×4プラットフォームの全データを集計し、最もAIに引用されたサイトを表彰します。
| 順位 | サイト名 | ドメイン | 総合スコア | カテゴリ数 |
|---|
| 1位 | prtimes.jp | prtimes.jp | 51.7% | 4/4 |
| 2位 | note.com | note.com | 31.7% | 4/4 |
| 3位 | my-best.com | my-best.com | 31.7% | 2/4 |
| 4位 | itreview.jp | itreview.jp | 27.5% | 3/4 |
| 5位 | aspicjapan.org | aspicjapan.org | 20.8% | 3/4 |
| 6位 | app-liv.jp | app-liv.jp | 20.8% | 2/4 |
| 7位 | 360life.shinyusha.co.jp | 360life.shinyusha.co.jp | 20% | 2/4 |
| 8位 | biz.moneyforward.com | biz.moneyforward.com | 18.3% | 2/4 |
| 9位 | youtube.com | youtube.com | 17.5% | 2/4 |
| 10位 | en.wikipedia.org | en.wikipedia.org | 15.8% | 4/4 |
PR TIMES(prtimes.jp)が総合1位。全4カテゴリで引用され、Q&Aサイトの新サービスリリースから料理メディアのトレンド情報まで、幅広いプレスリリースがAIの情報源として定番化しています。2位のnote.com(31.7%)も同じく全カテゴリで引用されており、個人やメディアの深掘り記事がAIに「一次情報」として評価されている点が特徴的です。3位のmy-best.com(31.7%)はレシピアプリや口コミサイトの徹底比較記事が圧倒的に引用されていますが、出現は2/4カテゴリに留まっています。この部門の特徴は、Q&A・コミュニティ領域とレシピ・口コミ領域で引用されるサイトの性質が大きく異なる点です。前者はコミュニティSaaS(coorum.jp、commune.co.jp)が上位に入る一方、後者は消費者向け比較メディアが独占しています。
カテゴリ別アワード
ここからは、各カテゴリごとの引用ランキングTOP10を発表します。
QAコミュニティ・フォーラムカテゴリ
Q&Aサイトやコミュニティプラットフォームを横断的に比較する領域です。「社内FAQを効率化したい」「ユーザーコミュニティを構築したい」という法人ニーズと、「信頼できるQ&Aサイトはどれか」という個人ニーズが混在している点が特徴的です。
プロンプト例
比較検討
「おすすめのQ&Aコミュニティサイトを比較して」
「人気の高いQ&Aプラットフォームを5つ教えて」
「Q&Aコミュニティのランキングを知りたい」
課題解決
「Q&Aコミュニティの選び方のポイントは?」
「Q&Aコミュニティを導入するメリットとデメリット」
「コスパの良いQ&Aコミュニティツールを探している」
最終判断
「Q&Aコミュニティで口コミが良いサービスは?」
「信頼できるQ&Aコミュニティの運営会社を見分けるには?」
「Q&Aコミュニティについて詳しく解説している信頼できるサイトは?」
ドメイン引用ランキング
| 順位 | サイト名 | ドメイン | スコア |
|---|
| 1位 | coorum.jp | coorum.jp | 60% |
| 2位 | geniee.co.jp | geniee.co.jp | 53.3% |
| 3位 | itreview.jp | itreview.jp | 50% |
| 4位 | aspicjapan.org | aspicjapan.org | 50% |
| 5位 | notepm.jp | notepm.jp | 46.7% |
| 6位 | commune.co.jp | commune.co.jp | 40% |
| 7位 | web-camp.io | web-camp.io | 26.7% |
| 8位 | techtrends.jp | techtrends.jp | 26.7% |
| 9位 | prtimes.jp | prtimes.jp | 23.3% |
| 10位 | en.wikipedia.org | en.wikipedia.org | 20% |
ブランド言及ランキング
| 順位 | ブランド名 | 主な引用元 |
|---|
| 1位 | Stack Overflow | 技術Q&Aの代名詞として最も多く言及 |
| 2位 | teratail | 日本語Q&Aとして安定的に言及 |
| 3位 | Reddit | 英語圏Q&Aとして幅広いプロンプトで登場 |
| 4位 | Yahoo!知恵袋 | 日本語の定番Q&Aとして言及 |
| 5位 | Quora | 専門性の高いQ&Aとして言及 |
カテゴリ分析
1位のcoorum.jp(60%)はオンラインコミュニティ構築SaaSの公式サイトでありながら、「コミュニティプラットフォーム一覧」等のまとめ記事がAIの定番情報源として高い引用率を獲得しています。自社サービスの紹介ページではなく、業界全体を俯瞰するコンテンツが引用されている点が注目に値します。2位のgeniee.co.jp(53.3%)は「Q&Aサイトのおすすめ」比較記事がAIに定番情報源として認識されており、検索マーケティング企業が自社メディアで作成したコンテンツが強い引用力を持っています。3位のITreview・ASPIC(各50%)はSaaS比較・認定の専門プラットフォームで、Q&Aツールの法人導入を検討するプロンプトで安定的に引用されています。
カスタマージャーニー別インサイト
比較検討型
「おすすめを比較して」「ランキングを知りたい」では、coorum.jpとgeniee.co.jpの比較まとめ記事がAIの定番情報源として機能。SaaS系プラットフォーム自身がコンテンツマーケティングとして作成した網羅的な比較記事が、AIに「中立的な情報源」として評価されている構図が見られる。
課題解決型
「導入するメリットとデメリット」「コスパの良いツール」など条件を絞るプロンプトでは、ITreview・ASPICといったSaaS比較プラットフォームの評価データが引用される。ユーザーレビューや第三者機関の認定情報が課題解決の根拠として機能している。
最終判断型
「口コミが良いサービスは?」「信頼できる運営会社を見分けるには?」では、notepm.jpの社内FAQ活用事例記事やITreviewのユーザーレビューが最終判断の後押しに。実際の導入事例や利用者の声が信頼の根拠として引用されている点は、他のカテゴリにはない特徴。
料理レシピ・献立メディアカテゴリ
レシピアプリや献立メディアを比較する領域です。「どのレシピアプリが使いやすいか」「献立を自動で提案してくれるサービスは?」といった消費者向けの質問が中心で、比較メディアとレシピプラットフォーム自身が引用を競い合っています。
プロンプト例
比較検討
「おすすめのレシピアプリを比較して」
「人気の高い料理レシピメディアを5つ教えて」
「レシピアプリのランキングを知りたい」
課題解決
「レシピアプリの選び方のポイントは?」
「献立を自動提案してくれるアプリのおすすめは?」
「無料で使えるレシピアプリを探している」
最終判断
「レシピアプリの口コミが良いサービスは?」
「料理レシピメディアで信頼できるのはどれ?」
「レシピメディアについて詳しく比較している信頼できるサイトは?」
ドメイン引用ランキング
| 順位 | サイト名 | ドメイン | スコア |
|---|
| 1位 | my-best.com | my-best.com | 76.7% |
| 2位 | prtimes.jp | prtimes.jp | 66.7% |
| 3位 | app-liv.jp | app-liv.jp | 60% |
| 4位 | kyounoryouri.jp | kyounoryouri.jp | 53.3% |
| 5位 | 360life.shinyusha.co.jp | 360life.shinyusha.co.jp | 50% |
| 6位 | orangepage.net | orangepage.net | 46.7% |
| 7位 | note.com | note.com | 43.3% |
| 8位 | sistersmarche.com | sistersmarche.com | 43.3% |
| 9位 | oceans-nadia.com | oceans-nadia.com | 36.7% |
| 10位 | m-s-y.com | m-s-y.com | 30% |
ブランド言及ランキング
| 順位 | ブランド名 | 主な引用元 |
|---|
| 1位 | クラシル | 動画レシピの代名詞として最も多く言及 |
| 2位 | DELISH KITCHEN | 動画レシピの代表格として安定的に言及 |
| 3位 | みんなのきょうの料理 | NHK系の信頼性を背景に比較プロンプトで頻出 |
| 4位 | クックパッド | UGC型レシピの代名詞として幅広く言及 |
| 5位 | 楽天レシピ | ポイント連携の特徴と合わせて言及 |
カテゴリ分析
1位のmy-best.com(76.7%)は「レシピアプリのおすすめ人気ランキング」記事がAIに圧倒的に引用されており、レシピアプリについてAIに質問するとほぼ確実に情報源として表示されます。独自テストに基づくランキング形式がAIに高く評価されています。2位のPR TIMES(66.7%)はレシピアプリの新機能リリースやトレンドレポートのプレスリリースが幅広く引用されています。3位のapp-liv.jp(60%)はアプリ比較専門メディアとして、ユーザーレビューとダウンロード数に基づいたランキングが安定的に引用されています。QAコミュニティカテゴリではSaaS系プラットフォームが上位でしたが、このカテゴリでは消費者向け比較メディアが独占している点が大きな違いです。
カスタマージャーニー別インサイト
比較検討型
「おすすめのレシピアプリを比較して」「ランキングを知りたい」では、my-best.comの徹底比較記事とapp-liv.jpのアプリランキングが定番情報源として機能。QAコミュニティカテゴリでは法人向けSaaS比較サイトが強かったのに対し、料理領域では消費者目線の「使いやすさ」「レシピ数」を軸にした比較記事がAIに選ばれている。
課題解決型
「献立を自動提案してくれるアプリ」「無料で使える」など具体的な条件を絞るプロンプトでは、oceans-nadia.com(Nadia)やkyounoryouri.jp(みんなのきょうの料理)といったレシピプラットフォーム自身が情報源として引用される。比較メディアではなく、実際のコンテンツを持つサービスが課題解決の根拠として選ばれている。
最終判断型
「口コミが良いサービスは?」「信頼できるのはどれ?」では、360life.shinyusha.co.jp(LDK)の独自テスト記事やorangepage.netの編集部コンテンツが最終判断の後押しに。出版社系メディアの「プロの編集者が実際に使って比較」というアプローチが、AIに信頼性の高い情報源として評価されている。
地域情報・店舗情報カテゴリ
地域密着型の口コミサイトや店舗検索サービスを比較する領域です。「お店選びに使えるサービスはどれか」「地域の情報を集約できるツールは?」という消費者・事業者双方の視点が含まれています。
プロンプト例
比較検討
「おすすめの地域情報サイトを比較して」
「人気の高い店舗情報サービスを5つ教えて」
「地域口コミサイトのランキングを知りたい」
課題解決
「地域情報サイトの選び方のポイントは?」
「店舗検索システムのおすすめは?」
「集客に使える地域情報プラットフォームを探している」
最終判断
「地域情報サービスで口コミが良いのはどれ?」
「信頼できる店舗情報サイトを見分けるには?」
「地域情報サービスについて詳しく解説している信頼できるサイトは?」
ドメイン引用ランキング
| 順位 | サイト名 | ドメイン | スコア |
|---|
| 1位 | prtimes.jp | prtimes.jp | 76.7% |
| 2位 | note.com | note.com | 33.3% |
| 3位 | tabelog.com | tabelog.com | 30% |
| 4位 | manamina.valuesccg.com | manamina.valuesccg.com | 30% |
| 5位 | bizcan.jp | bizcan.jp | 26.7% |
| 6位 | app-liv.jp | app-liv.jp | 23.3% |
| 7位 | toreta.in | toreta.in | 23.3% |
| 8位 | en.wikipedia.org | en.wikipedia.org | 20% |
| 9位 | mypl.net | mypl.net | 16.7% |
| 10位 | cookbiz.jp | cookbiz.jp | 16.7% |
ブランド言及ランキング
| 順位 | ブランド名 | 主な引用元 |
|---|
| 1位 | 食べログ | 飲食口コミの代名詞として最も多く言及 |
| 2位 | ホットペッパーグルメ | 予約機能を軸に安定的に言及 |
| 3位 | ぐるなび | 老舗グルメサイトとして幅広く言及 |
| 4位 | Retty | 実名口コミの特徴と合わせて言及 |
| 5位 | Googleマップ | 地域情報の起点として言及 |
カテゴリ分析
1位のPR TIMES(76.7%)はこのカテゴリで突出した引用率を誇り、「お店選びで参考にする情報」に関する調査レポートや店舗DXサービスのリリース情報がAIの情報源として頻繁に登場します。注目すべきは、2位以下との差が大きい点です。2位のnote.com(33.3%)やtabelog.com(30%)、manamina.valuesccg.com(30%)が横並びで続いていますが、それぞれの引用される文脈が異なります。tabelog.comは飲食店の口コミプラットフォームとして、manamina.valuesccg.comは消費者行動の調査レポートとして引用されており、情報の「種類」が多様なカテゴリであることがわかります。他のカテゴリでは比較メディアが上位を独占する傾向がありますが、地域情報カテゴリではプレスリリース・口コミプラットフォーム・調査レポートが三つ巴で引用されています。
カスタマージャーニー別インサイト
比較検討型
「おすすめの地域情報サイトを比較して」「ランキングを知りたい」では、PR TIMESの調査レポート系プレスリリースがAIの主要な情報源として機能。料理レシピカテゴリではmy-best.comなどの比較記事が圧倒的だったのに対し、地域情報カテゴリでは比較記事よりも市場調査データがAIに引用されやすい傾向がある。
課題解決型
「集客に使える」「店舗検索システムのおすすめ」など事業者目線のプロンプトでは、toreta.in(トレタ)やbizcan.jpといった飲食DXツールの紹介記事が引用される。消費者向けの口コミサイトと事業者向けのDXツールが混在する点が、地域情報カテゴリならではの特徴。
最終判断型
「口コミが良いのはどれ?」「信頼できるサイトを見分けるには?」では、食べログやGoogleマップがブランドとして直接言及される一方、ドメイン引用ではnote.comの個人体験記事が引用される。大手プラットフォームの「ブランド力」と個人メディアの「リアルな体験談」が、信頼性の異なる側面を担っている。
口コミ・比較ランキングカテゴリ
口コミサイトや比較ランキングサービスそのものをメタ的に比較する領域です。「どの口コミサイトが信頼できるか」「比較ランキングサイトの仕組みは?」という視点で、口コミ・比較の「基盤」となるプラットフォームが評価されます。
プロンプト例
比較検討
「おすすめの口コミサイトを比較して」
「人気の高い比較ランキングサイトを5つ教えて」
「口コミサイトのランキングを知りたい」
課題解決
「口コミサイトの選び方のポイントは?」
「比較ランキングサイトの信頼性の見分け方は?」
「無料で使える口コミ比較サービスを探している」
最終判断
「口コミサイトで信頼できるのはどれ?」
「比較ランキングサイトで評価が高いのは?」
「口コミサイトについて詳しく解説している信頼できるサイトは?」
ドメイン引用ランキング
| 順位 | サイト名 | ドメイン | スコア |
|---|
| 1位 | kakaku.com | kakaku.com | 53.3% |
| 2位 | ajsa.or.jp | ajsa.or.jp | 53.3% |
| 3位 | my-best.com | my-best.com | 50% |
| 4位 | itreview.jp | itreview.jp | 46.7% |
| 5位 | life.oricon.co.jp | life.oricon.co.jp | 46.7% |
| 6位 | prtimes.jp | prtimes.jp | 40% |
| 7位 | minhyo.jp | minhyo.jp | 36.7% |
| 8位 | a-tm.co.jp | a-tm.co.jp | 30% |
| 9位 | 360life.shinyusha.co.jp | 360life.shinyusha.co.jp | 30% |
| 10位 | kimerel.com | kimerel.com | 26.7% |
ブランド言及ランキング
| 順位 | ブランド名 | 主な引用元 |
|---|
| 1位 | マイベスト | 比較サイトの代表格として最も多く言及 |
| 2位 | 価格.com | 日本最大級の比較サイトとして安定的に言及 |
| 3位 | みん評 | ユーザー口コミ専門サイトとして言及 |
| 4位 | ITreview | BtoB向け口コミプラットフォームとして言及 |
| 5位 | オリコン | 顧客満足度調査の権威として言及 |
カテゴリ分析
このカテゴリの特徴は、口コミ・比較サイト自体が「AIに引用されるべきか」を解説するコンテンツがAIに引用されるという、メタ構造にあります。1位のajsa.or.jp(53.3%)はアフィリエイト・サービス協会の公式サイトで、「なぜ比較・口コミ・ランキングサイトは人気があるのか?」という業界分析記事がAIの情報源として高い引用率を獲得しています。2位のkakaku.com(53.3%)は価格.com自体が口コミプラットフォームでありながら、「口コミの信頼性」を問うプロンプトで引用される傾向があります。3位のmy-best.com(50%)は料理レシピカテゴリでも上位でしたが、ここでは「比較サイトの比較」という文脈で引用されており、独自テストに基づく信頼性がAIに高く評価されています。
カスタマージャーニー別インサイト
比較検討型
「おすすめの口コミサイトを比較して」「ランキングを知りたい」では、my-best.comとkakaku.comが定番情報源として機能。レシピカテゴリではアプリの「使いやすさ」が比較軸だったのに対し、口コミカテゴリでは「信頼性」「中立性」が比較の中心軸になっている。
課題解決型
「信頼性の見分け方は?」「無料で使える」など条件を絞るプロンプトでは、ITreviewやlife.oricon.co.jp(オリコン顧客満足度)の第三者評価データが引用される。特にオリコンの大規模調査データは、AIにとって「統計的に信頼できる情報源」として高い評価を受けている。
最終判断型
「信頼できるのはどれ?」「評価が高いのは?」では、ajsa.or.jpの業界分析記事やminhyo.jp(みん評)のリアルな利用者レビューが最終判断の根拠に。口コミサイト自体の口コミが求められるという構造の中で、業界団体の解説と実際の利用者の声という二つの信頼軸が機能している。
全カテゴリ横断で見えた傾向
カテゴリごとに「AIに引用されるサイトの性質」が根本的に異なる
全4カテゴリを横断して分析すると、カテゴリごとにAIが情報源として選ぶサイトの性質が明確に異なることがわかります。
- QAコミュニティ・フォーラム:コミュニティSaaS提供企業(coorum.jp、commune.co.jp)が自社メディアとして作成した比較記事が上位。法人向けSaaS比較プラットフォーム(ITreview、ASPIC)も安定的に引用。
- 料理レシピ・献立メディア:消費者向け比較メディア(my-best.com、app-liv.jp)が圧倒的。レシピプラットフォーム自身(Nadia、みんなのきょうの料理)も課題解決フェーズで引用。
- 地域情報・店舗情報:PR TIMESの調査レポートが突出し、tabelog.comやmanamina(マナミナ)が横並び。比較メディアではなくプレスリリースと調査データが情報源。
- 口コミ・比較ランキング:業界団体(AJSA)の分析記事や第三者評価機関(オリコン)が上位。口コミサイト自体の「信頼性」がテーマのため、権威性のあるサイトが強い。
「PR TIMES」と「note.com」が全カテゴリで引用される理由
PR TIMES(総合1位・51.7%)とnote.com(総合2位・31.7%)は唯一、全4カテゴリで引用されています。PR TIMESは業界調査レポートや新サービス発表が「一次情報」としてAIに評価され、note.comは個人や企業の深掘り記事が「リアルな体験・考察」としてAIに選ばれています。特定カテゴリに強いmy-best.com(レシピ・口コミ)やITreview(QA・口コミ)と異なり、カテゴリを問わない「情報発信プラットフォーム」が横断的に引用されるという構造が見えます。
QA・コミュニティ・ライフスタイル事業者が取るべきAI検索対策
- 自社の属するカテゴリに応じて戦略を変える — QAコミュニティ領域では法人向けSaaS比較サイトへの掲載が有効だが、レシピ・口コミ領域では消費者向け比較メディアへの露出が優先。カテゴリごとに「AIが参照する情報源」が異なるため、画一的な対策は効果が薄い
- 「比較される側」から「比較する側」にもなる — coorum.jpやgeniee.co.jpのように、自社サービスを提供しながら業界全体の比較コンテンツを作成することで、AIの定番情報源としてのポジションを獲得できる
- PR TIMESでの情報発信を定期的に行う — 全カテゴリで1位のPR TIMESは、プレスリリースがAIの情報源として定番化。新機能リリースだけでなく、業界調査レポートの発信が引用率を高める
- 第三者評価・口コミを蓄積する — ITreview、オリコン、みん評など第三者プラットフォームでの評価は、特に最終判断フェーズでAIに引用される。レビュー数と質の両方がAIの引用判断に影響する
まとめ
本調査では、QA・コミュニティ・ライフスタイル部門の全4カテゴリ×120プロンプト×4プラットフォームの組み合わせを3ヶ月間にわたり繰り返し調査し、カテゴリごとのAI引用ランキングを発表しました。
主な発見は以下の通りです。
- PR TIMES(prtimes.jp)が総合1位(51.7%)。全4カテゴリで引用され、プレスリリースがAI検索の定番情報源として機能
- カテゴリごとに「AIが選ぶ情報源の性質」が根本的に異なる — QAコミュニティではSaaS比較、レシピでは消費者比較メディア、地域情報では調査レポート、口コミでは業界団体の分析記事がそれぞれ上位を占める
- 自社サービス提供企業が「比較コンテンツ」を作成し、AIの定番情報源になっている事例(coorum.jp、geniee.co.jp)は、AI検索時代の新たなコンテンツ戦略として示唆に富む
- カスタマージャーニーのフェーズごとに引用されるサイトが異なり、比較検討では比較メディア、課題解決では実サービス、最終判断では第三者評価が引用される傾向が一貫している
AI検索の時代において、「AIに引用されるかどうか」は新たな競争軸です。まずは Brand UP で自社サービスの現在のAI検索での表示状況を確認し、データに基づいた対策を始めてみてはいかがでしょうか。